最小二乗法
意味・解説
実際のデータとの誤差が最も少なくなる直線を数学的に求め、売上予測やデータ全体の傾向を分析する手法である。
散布図上の各点と予測直線との間の「差の二乗」の合計を最小にすることで、データの傾向を最も正確に表す回帰線を引く。将来の予測や売上分析によく使われる。相関と因果を調査する際に、どの程度の関係性があるかを数式化する有力な手段である。
くわしく
不規則なデータの集まりから「もっともらしい規則性」を導き出す計算手法である。
1.計算の原理:実際のデータ(観測値)と、予測される直線の値(予測値)にはズレ(残差)が生じる。このズレを単純に足すとプラスマイナスでゼロになってしまうため、「二乗」してから合計し、その値を最小にするように直線を決める。
2.回帰分析:例えば「気温」と「アイスの売上」のデータから、最小二乗法で直線を求めれば、「明日の気温が30度なら、売上はこれくらい」という予測式が作れる。
3.精度の確認:求められた直線がどれくらいデータを代表しているかは「決定係数」などの指標で判断する。
なぜ重要か:勘で引いた線ではなく、数学的に「最も誤差が少ない」と言える線を引くことで、客観的な根拠に基づいた予測が可能になるからである。実務ではエクセルの近似曲線機能などで簡単に実行できる。
例文
過去3年間の広告宣伝費と売上高の推移に最小二乗法を適用し、来期の広告予算に対する売上予測モデルを作成した。
分類: 統計学