フォーラム標準
意味・解説
特定の業界団体や企業グループが合意して作成した、製品や技術の規格。
公的な機関(ISO等)によるデジュール標準とは異なり、関心のある複数の企業が集まって形成した「フォーラム(共同体)」で策定される標準。技術革新のスピードが速いIT分野では、公的な手続きを待たずに策定できるフォーラム標準が実質的な世界標準になることが多い。
くわしく
特定の目的を持った企業集団(コンソーシアム)によって作られる事実上の標準である。
1.策定の迅速性:公的規格(デジュール標準)は合意形成に数年かかるが、フォーラム標準は特定企業間の合意で進むため、市場の動きに合わせて素早く規格化できる。
2.普及のメカニズム:強力な企業連合がその規格を採用することで、他社も追随せざるを得なくなり、市場全体の互換性が確保される。これがデファクト標準へと発展するパターンが多い。
3.具体例:DVDの規格を定めた「DVDフォーラム」や、Bluetoothの普及を進める「Bluetooth SIG」などが代表例である。
なぜ重要か:IT機器の相互接続性を確保するためには標準化が不可欠であり、どのフォーラムが主導権を握るかが企業の勝敗を左右するからである。
例文
通信規格の乱立を防ぐため、主要メーカー30社が集まり、フォーラム標準を策定して製品間の互換性を確保した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、1回登場しています(出題された年度: 1年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: コンソーシアム標準
対義語: デジュール標準
分類: 標準化