第三者中継
意味・解説
管理の不備なメールサーバーが悪用され、無関係な第三者による大量の迷惑メール送信に利用されること。
設定が不適切なメールサーバーを中継地点として、攻撃者が大量のスパムメール(迷惑メール)を送りつける行為。「オープンリレー」とも呼ばれる。踏み台にされたサーバーは、他のサーバーから拒否リストに入れられ、正当なメールも届かなくなる悪影響を受ける。
くわしく
第三者中継は、インターネット上のメール配送の仕組みを悪用した踏み台攻撃である。
1. 背景:メールを配送するプロトコル(SMTP)は、元々「信頼」に基づいて設計されており、誰からの配送依頼も受け入れてしまう(オープンリレー)設定のサーバーがかつては多かった。現在は、これが迷惑メールの拡散に悪用されている。
2. なぜ問題か:自社のサーバーが迷惑メールの送信元として認識されると、ブラックリストに登録され、業務上の重要なメールが取引先に届かなくなる「送信ドメインの汚染」が発生する。企業の信頼失墜に直結する深刻な事態である。
3. 実務での対策:メールサーバーの設定で、自ネットワーク以外の外部ユーザーからの配送依頼を一切拒否する、あるいは送信前に認証(SMTP AUTH)を必須とする設定を徹底する。これがサーバー管理者の実務上の責任となる。また、OP25Bなどの技術でISP側でも不正な中継をブロックしている。
例文
第三者中継を防ぐため、外部ネットワークからのメール転送要求を拒否するようにSMTPサーバーを設定した。
同義語: オープンリレー
分類: メールセキュリティ不備