静脈パターン認証
意味・解説
指や手のひらの中にある静脈の模様を読み取って本人確認を行う、生体認証の一種。
近赤外線をあてて、血管内のヘモグロビンが吸収した影(静脈パターン)を読み取る方式。静脈は体内にあり偽造が極めて困難で、指紋のように表面の汚れや乾燥に左右されにくいため、高い精度と安全性を備えているのが特徴である。
くわしく
静脈パターン認証は、高いセキュリティと利便性を両立させた日本発の高度なバイオメトリクス技術である。
1. 仕組み:手のひらや指をセンサーにかざすと、不可視の近赤外線が血液中の還元ヘモグロビンに反応し、網目状の静脈模様をデータ化する。このパターンは双子でも異なり、一生変わらないとされる。
2. セキュリティ上の利点:指紋認証とは異なり、身体の「内部情報」を利用するため、盗撮や残留物からの偽造がほとんど不可能である。また、他人の受け入れ率(誤認)が非常に低く、現時点では最も信頼性の高い生体認証の一つに数えられる。
3. 実務での使われ方:銀行のATMでの本人確認や、重要施設の入退室管理、PCのログオン認証などで広く利用されている。非接触で認証できるタイプもあり、衛生面を重視する場所でも適している。ただし、センサーがやや高価で大型になりやすいというコスト・物理面の制約がある。
例文
銀行のキャッシュカード利用時に静脈パターン認証を組み合わせ、不正引き出しへの対策を強化した。
同義語: 静脈認証
分類: 生体認証