ファンクションポイント (FP: Function Point)法
意味・解説
ソフトウェアの機能の数や複雑さから規模を数値化し、開発言語に依存せず客観的に費用や期間を見積もる手法である。
ソフトウェアの機能を「外部入力」「外部出力」「内部論理ファイル」などの5つの要素に分類し、それぞれの数と複雑さから点数(ポイント)を算出する。プログラムの行数に依存しないため、開発言語を問わず客観的な見積りが可能である。類推見積法とは異なり、機能要件に基づいた定量的手法である。
くわしく
ソフトウェアの「規模」を、ユーザーから見た「機能の量」で測定する国際的な標準手法である。
1.要素のカウント:システムが持つ機能項目(画面の数、レポートの数、データベースのテーブル数など)を洗い出す。
2.複雑度の重み付け:各機能に対して「単純・普通・複雑」の3段階で点数を割り振る(例:入力項目が多い画面は高得点)。
3.補正係数の適用:通信の有無や処理の難易度などの環境要因を考慮し、最終的なポイントを算出する。
なぜ重要か:プログラムの行数(LOC)で見積もると、プログラミングが完了するまで規模が確定しない。FP法なら設計段階で規模を予測でき、開発費用や期間を算出する信頼性の高い根拠となる。実務では、ベンダーが顧客に提示する見積書の根拠として広く利用されている。
例文
今回のWEBアプリ開発では、画面数50、テーブル数20をベースにFP法で算出し、合計800FPの開発規模であると見積もった。
同義語: 機能点法
対義語: LOC法
分類: ソフトウェア見積り