類推見積法
意味・解説
過去の類似プロジェクトの実績を基に、難易度の差を考慮して大まかな予算や規模を迅速に見積もる手法である。
過去に実施した類似のプロジェクトの実績値を参考に、現在のプロジェクトとの差異(規模や難易度の違い)を考慮して見積もる。ファンクションポイント (FP: Function Point)法などの詳細な計算手法に比べ、短時間で行えるが、精度は過去データと見積り者の経験に大きく左右される。「トップダウン見積り」とも呼ばれる。
くわしく
経験則に基づいた迅速な意思決定を支援する見積り手法である。
1.類似ケースの特定:過去のプロジェクト資産から、システムの種類や規模、使用技術が似ているものを探し出す。
2.調整(補正):過去のプロジェクトより機能が20%多い、あるいはメンバーの熟練度が低いといった差異を係数として掛け合わせる。
3.迅速な算出:詳細な要件が決まっていないプロジェクトの初期段階(企画段階)で、大まかな予算を立てるために使用される。
実務での使われ方:営業担当者が顧客から概算見積りを求められた際や、投資判断のための予算枠を決める際に重宝される。ただし、過去のデータが不正確だったり、全く新しい技術を導入したりする場合には適用が難しい。
例文
3年前に開発した「販売管理システム」の工数が50人月だったため、同規模である今回の新システムも類推見積法で55人月と算出した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、1回登場しています(出題された年度: 1年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: 類似見積り
対義語: ボトムアップ見積り, 積上げ見積り
分類: プロジェクト・コスト・マネジメント