規模の不経済
意味・解説
事業や組織の規模が大きくなりすぎた結果、かえって効率が低下し、製品1単位あたりのコストが上昇してしまう現象。
「規模の経済」の限界点を超えた時に発生する。原因としては、組織の官僚化、コミュニケーションコストの増大、意思決定の遅延、過剰な管理コストの発生などが挙げられる。システム開発においても、人員を増やしすぎると調整に時間が取られ、生産性が落ちる現象として知られる。
くわしく
「大きくなりすぎて、小回りが利かなくなった巨人の苦労」のようなものです。
1.IT現場の例:
100人のプログラマーが同時に開発すると、情報の共有だけで1日が終わってしまうような状態(ブルックスの法則)。
2.対策:
組織を小さなユニットに分ける「カンパニー制」の導入や、ITツールの活用による情報の可視化が有効です。
例文
組織の肥大化に伴う規模の不経済を解消するため、意思決定権限の委譲と組織のフラット化を断行した。
同義語: 規模のデメリット, 大企業病
対義語: 規模の経済, スケールメリット
分類: 経済学 / 組織論