MOT
意味・解説
技術力をビジネスに結びつけ、戦略的に利益を生み出すための経営のあり方。
技術経営。技術を単なる研究対象とせず、企業の持続的な成長のための「経営資源」と捉え、イノベーションを創出するための管理手法。研究開発(R&D)の成果をいかに迅速に市場に投入し、経済的価値に変換するかという視点を重視する。
くわしく
「優れた技術」が必ずしも「ビジネスの成功」に繋がらないという課題を解決する経営学である。
1. 死の谷の克服:基礎研究から製品化、そして事業化に至るまでの間には、資金や市場性の壁(死の谷、ダーウィンの海)が存在する。MOTはこれらのハードルを戦略的に乗り越えるための意思決定を担う。
2. イノベーションの促進:自社の独自技術だけでなく、他社の技術を取り入れるオープンイノベーションや、知的財産(特許)を武器にしたビジネスモデルの構築などを行う。技術者と経営者の架け橋となるリーダーシップが求められる。
3. 実務での意義:製造業だけでなく、IT業界においても「最新技術をどう収益化するか」は死活問題である。MOTの視点を持つことで、技術の独りよがりを防ぎ、顧客が真に求める価値を創出できる。技術的優位性を長期的なブランド力や市場シェアに変えることが最終的な目標である。
例文
大学の工学部でMOTを学び、自社の特許技術をベースとした新しいスタートアップ企業を立ち上げた。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、12回登場しています(出題された年度: 10年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: 技術経営
分類: 経営戦略