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第1種の誤り

Type I Error だいいっしゅのあやまり
出題なし 🟠 重要 ストラテジ系 企業活動

意味・解説

正しい仮説(差がない)を誤って捨ててしまい、本当は無い効果を「ある」と判断すること。

統計的仮説検定において、帰無仮説が真である(差がない)のに、それを棄却(差がある)としてしまう誤りである。「あわてものの誤り」とも呼ばれる。この誤りを犯す確率の許容範囲は「有意水準(α)」として設定される。第2種の誤りとトレードオフの関係にある。

くわしく

本当は白(無罪)なのに、黒(有罪)と判定してしまう「誤審」に相当するミスである。

1.生産現場での例:合格品(正常)なのに、検査装置が誤って「不良品」として跳ねてしまうこと。これを「生産者危険」と呼ぶ。

2.意思決定のリスク:効果がない新薬やシステムに対して、「効果がある」と誤診して投資を進めてしまうリスク。コストの無駄遣いに直結する。

なぜ重要か:科学的・統計的な判断において、100%の正解はない。第1種の誤りを低く(例:5%以下)抑えることで、偶然発生しただけの結果を「大発見」と誤解するのを防ぐ。実務では、「有意水準」を厳しく設定するほど、この誤りは減るが、同時に本当の差を見逃す(第2種の誤り)可能性が高まる。

例文

新デザインのA/Bテストで、実際には購買率に差がないにもかかわらず、第1種の誤りによって「デザインBの方が優れている」と結論づけてしまった。

同義語: αリスク, あわてものの誤り, 生産者危険
対義語: 第2種の誤り
分類: 統計学の誤り
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