CVC
意味・解説
事業会社が、自社の本業との相乗効果を狙って新興企業(ベンチャー)に投資すること、またはその組織。
純粋な投資利益を目的とする一般的なベンチャーキャピタル(VC)とは異なり、事業会社が自社の事業拡大や新技術の取り込みといった「戦略的メリット」を主な目的として投資を行う。オープンイノベーションを推進する有力な手段の一つである。
くわしく
企業の自己資金を用いて、社外のイノベーションを自社に取り込むための投資活動である。
1.投資の目的:単にお金を増やすことではなく、スタートアップが持つ革新的な技術やビジネスモデルを自社の既存事業と組み合わせ、新しい価値を生み出すことにある。自社での研究開発(自前主義)の限界を補う役割がある。
2.VCとの違い:独立系VCは5〜10年で高いリターン(EXIT)を求めるが、CVCはより長期的な視点で、業務提携や共同開発、最終的なM&A(買収)を視野に入れることが多い。
3.実務での使われ方:大手自動車メーカーが自動運転ソフトのベンチャーに出資したり、IT企業がフィンテック系のスタートアップに出資したりする事例が多い。なぜ重要か:DXが加速する中、自社だけで全ての技術を開発するのは不可能なため、外部のスピード感ある新興企業との連携(エコシステム形成)が成長の鍵を握るからである。
例文
通信キャリアのI社は、CVCを通じてメタバース関連のスタートアップに出資し、将来のコンテンツ強化に向けた関係性を構築した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、1回登場しています(出題された年度: 1年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)