ワイヤレス給電
意味・解説
金属接点やケーブルを介さず、離れた場所に電力を伝送する技術。非接触給電。
電磁誘導や電波などを用いて、空中に電力を飛ばす技術。スマートフォン向けの「Qi(チー)」規格が代表例。充電ケーブルの抜き差しの手間を省き、防水性の向上やコネクタの摩耗防止に役立つ。電気自動車(EV)や走行中の車両への給電技術としても期待されている。
くわしく
物理的な接続なしにエネルギーを供給する、電源インフラの革新技術である。
1.主な方式:磁界の重なりを利用する「電磁誘導方式(短距離)」、共鳴現象を利用する「磁界共鳴方式(中距離)」、電波に変える「マイクロ波方式(長距離)」などがある。
2.メリット:コネクタの破損リスクがなくなる。また、工場や水中、人体内(ペースメーカー等)のように、密閉が必要な環境でも安全に充電が可能になる。
3.ビジネス展望:道路に送電コイルを埋め込み、EVが走りながら充電できる「走行中給電」の実現により、車載バッテリーの小型化と航続距離の飛躍的向上が目指されている。
なぜ重要か:充電の心理的・物理的ハードルをなくすことで、IoT機器のメンテナンスフリー化や、モビリティ社会の電動化を加速させるからである。
例文
ワイヤレス給電技術を搭載した電気自動車は、専用の駐車場に停めるだけで自動的に充電が開始されるため、充電忘れを防止できる。
同義語: 非接触給電, 無線電力伝送
対義語: 有線給電
分類: 電源技術