演繹推論
意味・解説
一般的なルール(前提)を具体的な事例に当てはめ、必然的な結論を導き出す思考方法。
普遍的な真理やルールから、特定の個別の結論を得る手法である。前提が真であれば、導き出される結論も必ず真になる。代表的な例として三段論法(A=B, B=CならばA=C)がある。数学の証明やコンピュータプログラムの論理実行の基礎となる。
くわしく
演繹推論は、既知のルールや法則を前提として、論理の積み重ねによって新しい知識を得るプロセスである。
1.必然性の保証:演繹の最大の特徴は、前提が正しく、かつ推論の過程に誤りがなければ、得られた結論は100%正しいことが保証される点にある。「1+1=2」のような数学的証明はその典型である。
2.三段論法:大前提(すべての人間は死ぬ)、小前提(ソクラテスは人間である)、結論(ゆえにソクラテスは死ぬ)という構造が有名である。これをコンピュータに応用したのがルールベースのAIである。
3.実務での使われ方:プログラムのデバッグにおいて、「この条件分岐を通れば必ずこの値になるはずだ」と予測するのは演繹的思考である。また、情報セキュリティポリシなどの一般的な規則から、個別の業務手順を策定する際にも用いられる。論理的な整合性を保つための必須の思考フレームワークである。
例文
演繹推論に基づき、設計書に定義された仕様からプログラムの出力結果を事前に予測した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、2回登場しています(出題された年度: 2年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: 演繹法
対義語: 帰納推論
分類: 論理的推論