複合現実
意味・解説
現実の世界と仮想の世界を密接に融合させ、相互に影響し合う環境を作る技術。
ARをさらに進化させた形態。現実の壁やテーブルの形状を正確に認識し、その上にデジタル物体を置いたり、回り込んだりできる。デジタル物体を自分の手で操作することも可能な、高度な融合体験を提供する。
くわしく
複合現実(MR)は、現実空間と仮想空間の境界を曖昧にし、両者が「同期」して存在する世界を実現する技術である。
1. 空間の高度な認識:レーザーセンサーなどを用いて周囲の形状を3次元スキャンし、デジタル物体を現実の机の裏側に隠したり、壁に跳ね返らせたりできる(オクルージョン処理)。
2. 相互作用(インタラクション):ただ画像が重なっているだけでなく、自分の手で空中に浮かぶデジタルスイッチを押したり、物体を移動させたりできる。複数の人が同じ場所で同じデジタル物体を共有して見ることも可能である。
3. 実務での活用:高度なエンジニアリング設計や医療現場で使用される。例えば、実際の患者の体の位置に合わせて内部の3D臓器データを重ね、手術のシミュレーションを多人数で同時に行うといった使い方がなされる。Microsoft HoloLensなどの高価な専用デバイスが必要になることが多い。
例文
複合現実(MR)を用いて、等身大のデジタル模型を現実の会議室に表示し、チーム全員でデザインを検討した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、13回登場しています(出題された年度: 12年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: MR
分類: xR