← 用語辞書トップ

不正のトライアングル

Fraud Triangle ふせいのとらいあんぐる
出題なし 🟠 重要 テクノロジ系 セキュリティ

意味・解説

人が不正を行う際に揃う「動機」「機会」「正当化」の3要素を示した理論。

米国の犯罪学者ドナルド・クレッシーが提唱した、不正行動を説明するためのモデル。不正は「動機・プレッシャー」「機会」「正当化」の3要素がすべて揃った時に発生すると考える。内部統制やセキュリティ対策の検討において重要な指標となる。

くわしく

不正のトライアングルは、組織内の不正を防ぐためのリスクマネジメントにおいて不可欠な理論である。

1. 動機・プレッシャー:金銭的な困窮、ノルマ達成への圧力、不当な評価への不満など、不正を行いたいと考える主観的な事情。

2. 機会:チェック体制の不備、一人で全権限を持っている、管理者の不在など、不正が物理的に可能な客観的な環境。

3. 正当化:自分自身を納得させる言い訳。「会社のため」「一時的に借りるだけ」「誰も見ていない」といった、罪悪感を払拭する心理的プロセス。

なぜ重要か:これら3つのうち1つでも欠ければ不正は起きにくいとされるためである。実務では、特に「機会」を減らすために職務分掌やダブルチェックを導入し、内部統制を強化することが最も効果的な対策とされる。また、従業員の相談窓口設置などで「動機」を軽減する工夫も行われる。

例文

不正のトライアングルのうち、職務分掌によって不正が可能な「機会」を排除し、内部不正を未然に防ぐ。

過去問での出題状況

直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、1回登場しています(出題された年度: 1年度)。

出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)

同義語: 機会、動機、正当化
分類: リスクマネジメント
📱

アプリでもっと効率的に学習

2,651語の用語辞書・過去問29回分・232ステージ

7日間無料でお試し

Google Playで見る