攻撃の準備
意味・解説
本格的なサイバー攻撃を行う前に、標的の脆弱性やOSの種類などを調査する偵察行為。
「サイバーキルチェーン」の初期段階。ポートスキャンを行って開いているポートを探したり、OSやアプリケーションのバージョン情報を収集(バナーグラビング)したりして、侵入の足がかりを探る行為。これを防ぐことが被害の最小化に繋がる。
くわしく
攻撃の準備は、効率的な侵入を成功させるための「下調べ」の工程である。
1. 調査手法:代表的なものに、ネットワーク上の全ポートを調べて通信可能な穴を探す「ポートスキャン」や、外部公開されている社員のメールアドレスを収集する行為がある。また、サーバーの応答からOSやサービスの情報を特定し、公開されている既知の脆弱性と照らし合わせる。
2. なぜ重要か:この段階で攻撃を検知し、穴を塞ぐことができれば、その後の深刻な侵入や情報窃取を未然に防げるからである。攻撃者はリスク(見つかる可能性)の低いターゲットを探している。
3. 実務での対策:不要なポートを閉じ、バナー情報を隠蔽する。また、IPS(侵入防止システム)やファイアウォールで、不自然な連続スキャンを検知・遮断することが管理者の実務上の責任となる。定期的な脆弱性診断を行い、攻撃者よりも先に弱点を見つけることも重要である。
例文
不審なIPアドレスからの大量のポートスキャンを検知し、攻撃の準備段階で通信を遮断した。
同義語: フットプリンティング、ポートスキャンほか, 偵察行為, レコナイサンス
分類: サイバー攻撃の段階