声紋認証
意味・解説
声の高さや強弱、周波数などの特徴(声紋)を分析して本人を識別する生体認証。
発声時の音響的特徴をパターン化(声紋)し、登録データと照合する仕組み。マイクがあれば専用機器なしで導入でき、電話越しの本人確認にも利用できるのが利点。ただし、風邪による声枯れや周囲の騒音に影響を受けやすい側面がある。
くわしく
声紋認証は、言葉の内容ではなく、声の「質」そのものをデジタル化して識別する技術である。
1. 原理:人間の声は、喉の構造や口の動かし方によって決まる。これらを周波数成分として分析すると、指紋のように個別に異なる「声の指紋(声紋)」が得られる。
2. 特徴:最大のメリットは「ハンズフリー」で認証できることである。スマートスピーカーへの指示や、コールセンターでの本人確認、両手が塞がっている作業現場でのログインに適している。また、パスワードのように忘れる心配がない。
3. 実務での課題:録音された音声による「なりすまし」への対策が重要となる。これを防ぐため、毎回異なるランダムな文章を読ませて認証する「テキスト依存型」と、自由な会話から識別する「テキスト非依存型」を使い分ける。風邪や加齢による声の変化への対応(経年変化の吸収)も実務上のポイントとなる。
例文
スマートスピーカーのユーザー識別機能により、声紋認証で注文者のアカウントを自動的に特定した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、1回登場しています(出題された年度: 1年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: 話者認識, ボイス認証
分類: 生体認証