シーケンス図
意味・解説
UMLの一つで、オブジェクト間のやり取りを「時間経過」に沿って表現した図。
システムが動作する際の「動的な振る舞い」を記述する図。オブジェクト(要素)を横に並べ、そこから下に向かって「生存線(ライフライン)」を引く。オブジェクト間でやり取りされるメッセージ(命令や応答)を水平な矢印で描き、時系列でどのように処理が進むかを可視化する。
くわしく
「いつ、誰が、誰に何を頼むか」というメッセージのやり取りを時間軸で解明する図である。
1.表記のルール:図の上部から下部に向かって時間が流れるように描く。矢印の種類によって、呼び出し(実線)や返り値(破線)を区別する。オブジェクトが活動している期間は、生存線の上に「活性化区間」と呼ばれる細長い長方形を描く。
2.目的:複数のプログラム(クラス)が協力して1つの機能を果たす際の手順を整理すること。これにより、処理の漏れや無限ループ、タイミングの矛盾などの論理的なバグを実装前に発見できる。
3.実務での活用:複雑なアルゴリズムや、複数のサーバ間で行われるAPI通信のシーケンスを明確にするために多用される。特に「注文ボタンを押してから完了画面が出るまで」の裏側のやり取りを、デザイナー、プログラマ、テスト担当者が共通理解を持つために不可欠である。
例文
ログイン処理のシーケンス図を作成し、認証失敗時のエラーメッセージの返却タイミングを確認した。
対義語: クラス図
分類: UML