ユースケース図
意味・解説
UMLの一つで、システムの機能と外部ユーザ(アクター)とのやり取りを表現した図。
システムがどのような機能を提供し、それを誰(人間や外部システム)が利用するのかという関係性を記述する図。利用者を「アクター(人形)」、機能を「ユースケース(楕円)」として描き、それらを線で結ぶ。システムの「境界」を明確にし、要件定義の初期段階で範囲を整理するために用いられる。
くわしく
システムの「振る舞い」を鳥瞰し、ユーザにとっての価値を整理するための図である。
1.構成要素:システムの外側にいる利用者や外部装置を表す「アクター」、システムが提供する個別の機能を指す「ユースケース」、それらを囲む「システム境界」から成る。アクターは必ずしも人間とは限らず、通知を送る先の「タイマー」や連携する「他社システム」も含まれる。
2.目的:開発者とユーザの間で「このシステムで何ができるのか」の認識を統一することに主眼がある。プログラムの書き方ではなく、「ログインする」「残高を照会する」といった機能の網羅性を確認するために非常に有効である。
3.実務での活用:要件定義書の一部として作成され、開発範囲(スコープ)の合意形成に使われる。また、後の「システムテスト」におけるテスト項目(シナリオ)を抽出するためのベースとしても活用される。
例文
ネットショッピングのユースケース図を作成し、非会員でも商品検索ができる機能を含めることを確認した。
分類: UML