クラス図
意味・解説
UMLの一つで、システムの構造を「クラス」とその間の静的な関係性で表現した図。
オブジェクト指向開発において、システムの「静的な構造」を記述する最も代表的な図。クラス(データの集合と処理)を箱形で描き、その中の属性(データ)と操作(関数)、およびクラス同士の関連、継承、集約などの関係を線で表現する。データベース設計のER図に近い役割も果たす。
くわしく
システムの「設計図」の中核であり、プログラムの構造を決定づける図である。
1.クラスの構成:図中の1つの箱は、上段に「クラス名」、中段に「属性(プロパティ)」、下段に「操作(メソッド)」を記述する。例えば「社員クラス」なら、属性に「氏名」、操作に「給与を計算する」といった内容が書かれる。
2.関係性の表現:1対多の関係(多重度)や、「動物クラス」から「犬クラス」が生まれる「継承(IS-A関係)」、部品が組み合わさる「集約」などを線や矢印の形で表す。これにより、コードを書く前にデータの依存関係を整理できる。
3.実務での役割:詳細設計のフェーズで、実際にどのようなプログラムコード(クラス)を作成するかの指示書として機能する。エンジニア間での共通言語となり、大規模開発における認識のズレを防ぐ。また、自動生成ツールを使ってクラス図からコードの雛形を作ることも行われる。
例文
クラス図を用いて「注文」と「注文明細」が1対多の関係であることを定義し、DB設計に繋げた。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、1回登場しています(出題された年度: 1年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)