オブジェクト指向
意味・解説
データと処理を「モノ(オブジェクト)」としてひとまとめに扱う開発手法。
「クラス(設計図)」と「インスタンス(実体)」という概念を使い、ソフトウェアの部品化と再利用を促進する考え方。カプセル化、継承、ポリモーフィズム(多態性)の3つの特徴を持つ。
くわしく
オブジェクト指向は、複雑な巨大システムを効率よく作るための知恵です。従来のやり方が「処理(手順)」を中心に考えるのに対し、オブジェクト指向は「モノ(対象)」を中心に考えます。例えば「車」というオブジェクトは、「現在の速度」というデータと、「加速する」という処理をセットで持っています。このモノの共通ルールを定めたものが「クラス(設計図)」であり、それに基づいてメモリ上に作られた具体的なモノが「インスタンス(実体)」です。ポイントは、1.「カプセル化」により中身を隠して安全性を高め、2.「継承」により既存の機能を再利用して新しいモノを簡単に作り、3.「ポリモーフィズム」により同じ指示で異なる動きをさせることができるからです。これにより、大規模開発でも大人数で分担しやすくなり、変更に強い柔軟なシステムを構築できます。試験では、クラスとインスタンスの関係や、それぞれの用語(カプセル化、継承など)の定義が問われます。
例文
オブジェクト指向言語であるJavaやPythonを用いて、メンテナンス性の高い大規模な顧客管理システムを開発した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、10回登場しています(出題された年度: 8年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)