構造化手法
意味・解説
大規模なシステムをトップダウンで機能分割し、順次・選択・繰り返しの基本構造で整理して開発する手法である。
大規模なシステムを「トップダウン」で機能分解していく伝統的な手法である。プログラムを論理的な構造に分け、順次・選択・繰り返しの3つの基本構造(構造化プログラミング)で記述する。データの流れを図式化するDFDなどがツールとして用いられる。機能設計などで長く主流だった手法である。
くわしく
複雑な問題を、解決可能な小さな部品(構造)に切り分けて整理する考え方である。
1.機能分割:システム全体を「サブシステム」「機能」「モジュール」というように、上から下へ段階的に細かくしていく。
2.構造化プログラミング:アルゴリズムを「順次(上から下へ)」「選択(if文)」「反復(ループ)」の3種類だけで表現し、プログラムの可読性を高める。
3.データ流向図(DFD):データの発生源から加工、蓄積までの流れを可視化し、システムの全体像を把握する。
なぜ重要か:システムが大規模化すると、全体を一度に把握するのは不可能になる。構造化手法を用いることで、開発の分担が容易になり、修正箇所の特定やテストの効率が劇的に向上する。オブジェクト指向が登場する前の主流であり、現在でも設計の基本思想として生きている。
例文
古い会計システムの刷新にあたり、構造化手法を用いて業務フローを詳細なモジュールに分解し、設計の抜け漏れを防いだ。
同義語: 構造化解析
対義語: オブジェクト指向開発
分類: ソフトウェア開発手法