DFD(データフロー図)
意味・解説
業務やシステム内でのデータの流れを、4つの記号で視覚的に表現した図。
システムが扱う情報の流れ(データフロー)に注目し、データの発生源や加工プロセス、保存先、吸収先を4つの記号(丸、矢印、二重線、四角)でモデル化した図。要件定義工程で業務分析を行うために用いられる。
くわしく
DFD(データフロー図)は、システムを「データの加工工場」として捉えて可視化する手法です。ポイントは、複雑な業務の流れを言葉だけで説明すると誤解が生じやすいですが、DFDを使えば「どこからデータが来て、何という処理を経て、どこに保存されるか」を客観的に共有できるからです。DFDを構成する4つの要素は、1.「プロセス(処理:
丸または円角四角)」、2.「データフロー(流れ:
矢印)」、3.「データストア(保管場所:
二重線または一端が開いた長方形)」、4.「外部エンティティ(源泉・吸収先:
四角)」です。実務では、現行業務のボトルネック発見や、新システムの機能設計を行う際の基礎資料となります。重要なのは、データの「制御の流れ(いつ、どの順で)」ではなく、あくまで「データの移動と加工」に焦点を当てる点です。ITパスポート試験では、記号の意味や、DFDが「プロセスの分析(データの流れ)」に使われることを問う問題が頻出します。
例文
経理業務をシステム化するにあたり、現状の伝票の流れをDFDで整理して、不要な中間処理を特定した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、18回登場しています(出題された年度: 15年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)