要件定義
意味・解説
システムが備えるべき機能や性能を、利用者と開発者の間で明確にする工程。
システム開発の初期段階において、利用者が必要とする機能(業務要件)や、システムの性能・信頼性(非機能要件)を具体化する活動。RFIなどで収集した情報を基に行われる。この工程で作成される「要件定義書」は、後の設計や開発の指針となり、完成したシステムを検証する際の基準となる。
くわしく
開発するシステムが「何をするべきか」を確定させる、プロジェクトの成否を分ける最重要工程である。
1. 業務要件の明確化:利用者がそのシステムを使ってどのような業務を行いたいのか、どのような課題を解決したいのかをヒアリングし、必要な機能を一覧化する。
2. 非機能要件の策定:処理スピード、セキュリティレベル、障害時の復旧目標、拡張性など、目に見える「機能」以外の品質基準を定める。
3. 合意形成の役割:利用者と開発者の間で「何を作り、何を作らないか」を文書で合意することで、後の「そんなはずではなかった」という認識のズレ(手戻り)を防ぐ。
実務では、利用者が自身の潜在的なニーズを言語化できていないことが多いため、プロトタイプを見せたり業務フローを可視化したりして、隠れた要件を引き出すスキルが求められる。これが不十分だと予算超過や納期遅延の直接的な原因となる。
例文
要件定義の段階で、スマートフォン決済への対応を必須機能として定義した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、84回登場しています(出題された年度: 28年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)