システムライフサイクル
意味・解説
システムの企画から開発、運用、そして廃棄に至るまでの一連の段階(プロセス)。
情報システムが生まれてから役割を終えるまでの全過程。共通フレーム(SLCP)では、「企画」「要件定義」「開発」「運用」「保守」といったプロセスで構成される。各段階で適切な管理を行うことで、コストや品質を最適化する考え方である。
くわしく
システムライフサイクルは、システムを一つの「生き物」や「製品」と捉え、長期的な視点で投資対効果を最大化するための管理枠組みである。
1. 各プロセスの連続性:単に「プログラムを作る(開発)」だけでなく、前段階の「要件定義(何をしたいか)」が不十分だと、後の運用で多大なコストがかかる。各プロセスの繋がりを理解することがプロジェクト成功の鍵である。
2. TCOの管理:ライフサイクル全体で見ると、初期の開発費用(イニシャルコスト)よりも、その後の数年にわたる「運用・保守費用(ランニングコスト)」の方が高額になることが多い。廃棄時のデータ消去コストまで含めた全体把握が実務では求められる。
3. 標準化の重要性:国際規格(ISO/IEC 12207)や日本の共通フレームにより、発注者と受注者が同じ言葉で話せるようプロセスが定義されている。これにより、責任の所在を明確にし、トラブルを未然に防ぐことが可能になる。
例文
システムライフサイクルの視点から、5年後のサーバー入れ替えに伴うデータ移行・廃棄コストを予算計画に盛り込んだ。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、33回登場しています(出題された年度: 20年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)