TCO
意味・解説
システムの導入から廃棄までに掛かる、費用の総額。
コンピュータシステムの導入費用(イニシャルコスト)だけでなく、運用、保守、教育、管理、廃棄までに掛かる全ての費用(ランニングコスト)を合算した考え方。安価な製品を選んでも、その後の保守費や教育費が高額であればTCOは高くなる。投資対効果(ROI / 投資回収期間)を正確に評価するための重要な指標である。
くわしく
目に見える「購入価格」だけでなく、水面下の「維持費」まで含めた真のコストである。
1. 初期費用(イニシャルコスト):ハードウェアやソフトウェアの購入費、設置工事費、システム開発費などが含まれる。
2. 運用費用(ランニングコスト):電気代、通信費、ライセンス更新料、管理者や利用者の教育費、トラブル対応のための人件費、廃棄費用などが含まれる。
3. 隠れたコスト:エンドユーザーが自分たちでトラブルを解決しようとして無駄にした時間(隠れた人件費)なども、広い意味でのTCOに含まれる。
実務では、オンプレミス(自社保有)とクラウド利用を比較する際によく用いられる。クラウドは初期費用が安い一方、月額利用料が長期的にTCOにどう影響するかを試算する必要がある。IT資産の全体最適を図るための必須概念である。
例文
サーバーの更新に際し、5年間のTCOを試算した結果、クラウド移行が最も経済的であると判断した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、11回登場しています(出題された年度: 7年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: 総所有コスト, ソーシャルメディア, TCO(総所有コスト)
分類: IT投資評価