費用対効果分析
意味・解説
IT投資等の施策にかかる「費用(コスト)」と、それにより得られる「効果(利益)」を比較・評価すること。
プロジェクトの採算性を判断する手法。システム開発費や運用費(TCO)に対し、人件費削減や売上増などのメリットを金額換算して比較する。費用対効果(費用対効果)の数値を算出し、複数の投資案から最も効率的なものを選定するために用いられる。
くわしく
限られた経営資源をどこに投入すべきかを決定するための、定量的な評価プロセスである。
1.算出項目:初期開発費(イニシャルコスト)と運用維持費(メンテナンスコスト)の合計である「費用」と、売上向上やミス削減による損失回避などの「直接的効果」、ブランド力向上やモチベーションアップなどの「間接的効果」を比較する。
2.指標:投資回収期間(何年で元が取れるか)、ROI(投資利益率)、NPV(正味現在価値)などが用いられる。
3.実務:システム化計画の承認を得るために、経営層に対して提示する必須の資料となる。単なる安さではなく、得られるリターンの最大化を重視する。
なぜ重要か:IT投資は多額かつリスクを伴うため、勘に頼らず「いくら使って、いくら戻るか」を客観的に証明し、投資の失敗を最小限に抑える必要があるからである。
例文
新しい顧客管理システムの導入にあたり、3年間の費用対効果分析を行った結果、投資額1,000万円に対し人件費削減効果が1,500万円と試算されたため、導入を決定した。
同義語: コスト・ベネフィット分析
分類: IT投資評価