経済的付加価値 (EVA)
意味・解説
企業が事業活動を通じて、資本コスト(調達にかかった費用)を差し引いた後に、どれだけの「真の利益」を生み出したかを示す指標。
計算式は $EVA = 税引後営業利益 (NOPAT) - 資本コスト$。単なる会計上の利益だけでなく、株主への配当などのコストも考慮するため、真の企業価値の向上を測るのに適している。
くわしく
「『儲かったお金』から、『その投資をするために借りたお金のコスト』を引いた、本当の残りカス」です。
1.資本コストの考慮:
銀行への利子や株主が期待する利益以上に稼がなければ、EVAはマイナスになります。
2.IT投資への応用:
巨額のIT投資が、単に利益を増やすだけでなく、その投資に使った多額の資金に見合う以上の価値を生んでいるかを厳密に評価します。ポイントは、表面上の黒字でも、実は資本コストを下回っている(=会社を食いつぶしている)状態を早期に発見し、健全な経営判断を下すためです。
例文
大規模なシステム統合プロジェクトの妥当性を評価するため、ROIに加えてEVAを算出し、株主価値の向上に寄与するかを分析した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、1回登場しています(出題された年度: 1年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: 経済的利益
分類: 価値重視の経営管理(VBM)