TCOの内訳分析(隠れたコスト)
意味・解説
IT資産の総所有コスト(TCO)を、初期導入費だけでなく、運用、管理、教育、ダウンタイムによる損失などの「隠れたコスト」まで詳細に分解して分析すること。
直接コスト(ハードウェア購入費等)よりも、間接コスト(ヘルプデスク対応、ユーザーによる試行錯誤等)の方が大きくなることが多い。IT投資の真の収益性を評価するために不可欠なプロセス。
くわしく
「IT予算という『氷山』の、海面下に隠れた巨大な塊を明らかにすること」です。
1.直接コスト:
PCの購入代金、ソフトウェアのライセンス料。
2.間接コスト(隠れたコスト):
設定にかかる時間、使い方がわからず同僚に聞く時間(ピアサポート)、システムの停止で仕事が止まった損失。ポイントは、安価なPCを導入しても、設定や故障対応で余計な人件費がかかれば、結果として組織全体の支出(TCO)は増えてしまうからです。この内訳を理解することで、真に価値のある投資判断が可能になります。
例文
サーバーのクラウド移行を検討する際、保守要員の人件費や電気代を含むTCOの内訳分析を行い、自社運用(オンプレミス)よりもコスト優位性があることを証明した。
同義語: 総保有コスト分析 / ライフサイクルコスト分析
分類: IT財務管理