TVO(ITの投資価値)
意味・解説
IT投資を「コスト(支出)」だけでなく、ビジネスの成長、俊敏性の向上、リスク回避などの「価値(機会)」の総和として多角的に評価する指標。
TCOが「守り」の指標であるのに対し、TVOは「攻め」の指標。数値化しにくい戦略的価値を可視化し、ITがビジネスにもたらす真の貢献を評価する。
くわしく
「IT投資という冒険が、将来どれだけの『チャンス(機会)』を連れてきてくれるかを測る物差し」です。
1.評価対象:
直接的な利益だけでなく、『競合に先んじる速さ』『ブランド価値の向上』『法規制への柔軟な対応力』などが含まれます。
2.意義:
単なるコスト削減(TCO削減)だけを目的とした投資判断から、ビジネス価値を最大化するための投資判断への転換を促します。ポイントは、最新のAI導入などは初期費用(TCO)がかさみますが、それによって得られる将来の市場支配力(TVO)を正当に評価しなければ、企業は成長の機会を逃してしまうからです。
例文
基幹システムの刷新案を比較する際、運用コストの低減だけでなく、データ活用による新事業創出の可能性をTVOの観点から評価し、投資を決定した。
同義語: IT投資価値 / 機会価値
分類: IT投資の評価手法