プロトタイプ
意味・解説
システム開発の初期段階で作成する、主要な機能を確認するための「試作品」のこと。
本格的な開発に入る前に、ユーザーの要求を確認したり技術的な実現性を検証したりするために作られる動作模型。これをユーザーに実際に操作してもらうことで、仕様の誤認や隠れたニーズを早期に発見し、修正コストを抑える手法を「プロトタイピング」と呼ぶ。
くわしく
「百聞は一見に如かず」を開発現場で実践し、ユーザー満足度を高めるためのツールである。
1. なぜ重要か:設計書(紙)だけでは、ユーザーは実際の使い勝手をイメージしにくい。早い段階で画面の動きや操作感を確認することで、開発終盤での「こんなはずじゃなかった」という致命的な手戻りを防ぐことができる。
2. 実務での使われ方:使い捨てを前提に外見だけ作る「ラピッドプロトタイプ」と、そのまま本番開発に組み込む「進化的プロトタイプ」がある。UI(画面デザイン)の確認だけでなく、複雑な計算ロジックが正しいかを試す際にも作成される。
3. 注意点:試作品であるため、性能やセキュリティが不十分な場合がある。ユーザーが「もう完成した」と誤解しないよう、範囲を明確にして提示することがプロジェクト管理上のポイントである。
例文
ECサイトの注文フローを確定させるため、画面遷移を確認できるプロトタイプを1週間で作成した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、11回登場しています(出題された年度: 9年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: 試作品, 動作模型
分類: 開発手法