基本設計
意味・解説
要件定義に基づき、ユーザの視点からシステムの機能を定義する外部設計工程。
システム開発における「外部設計」とも呼ばれるフェーズ。ユーザの要望を整理した要件定義を受け、画面レイアウト、帳票(出力形式)、操作方法、データの入出力などの「外から見える部分」を決定する。ここで作成された設計書は、ユーザが合意した内容が正しく反映されているかを検証する基準となる。
くわしく
「どのようなシステムを作るか」を、ユーザが理解できるレベルで具体化する工程である。
1.主な作業内容:UI(ユーザインターフェース)の設計が中心となる。具体的には、メニュー画面の遷移図、ボタンの配置、入力チェックのルール、エラーメッセージの内容などを決める。また、システム間のデータ連携方式やセキュリティ方針といった全体像もこの段階で確定させる。
2.後続工程との関連:基本設計で決まった内容は、次の「詳細設計(内部設計)」でプログラムが処理できるレベルのアルゴリズムやデータ構造へとブレイクダウンされる。また、後の「結合テスト」の評価基準にもなる。
3.実務での重要性:ユーザとの認識齟齬をなくすための最後の大きなチャンスである。ここでミスがあると、プログラミング後の修正コストが数十倍に膨らむため、プロトタイプ(試作品)を見せながら合意形成を図ることが実務では重視される。
例文
基本設計の段階でスマートフォンの画面遷移を確認し、操作ミスを防ぐための配置を確定させた。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、10回登場しています(出題された年度: 10年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)