ヒアリング
意味・解説
要件定義などの工程で、ユーザーや関係者から対面で要望や現状を聞き取る調査手法。
システム開発の最上流工程で行われる情報収集活動。対話を通じてユーザーが抱える課題や、新しいシステムに求める機能を具体化させる。アンケート調査では得られない「現場の生の声」や「潜在的な不満」を引き出すことができ、要件定義(要件定義)の成否を握る重要なステップである。
くわしく
言葉の裏にある「真のニーズ」を探り当てるための、対人コミュニケーション技術である。
1. なぜ重要か:ユーザーは自分の欲しいものを正確に言語化できているとは限らない。プロの視点で問いかけ(質問)を繰り返すことで、ユーザー自身も気づいていない業務の矛盾や改善点を見つけ出すことができる。
2. 実務での進め方:事前に業務フローを予習した上で実施する。個別の担当者への「個別ヒアリング」だけでなく、関係部署を集めた「グループヒアリング」を行い、部署間の認識のズレをその場で調整することもある。
3. ポイントと成果:聞いた内容をその場でメモするだけでなく、図解してユーザーに見せることで認識合わせを行う。ヒアリングの結果は「ヒアリングシート」や「議事録」としてまとめられ、要件定義書の根拠資料となる。ITパスポート試験では、インタビュー調査と同義として扱われる。
例文
経理部門へのヒアリングの結果、当初の想定にはなかった「外貨建て取引の自動計算」が必要な要件であることが判明した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、11回登場しています(出題された年度: 7年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)