サービスの要求事項
意味・解説
ITサービスの提供・継続的改善に関わる運用概念。
ITサービスマネジメントにおいて、サービスを設計・提供する際の基準となる要望。機能的な要件だけでなく、可用性、セキュリティ、継続性、サポートの受付時間といった非機能的な側面も含まれる。これらを整理して合意したものがSLAとなる。SLIなどを選定する際の出発点となる。
くわしく
顧客(ユーザー)が「どのようなサービスを、どの程度の品質で受けたいか」を定義したものである。
1.ビジネス要件:サービスを通じて達成したいビジネス上の目的(例:24時間365日のネット注文受付)。
2.機能要件:システムが備えるべき特定の機能(例:在庫が切れた際の自動通知機能)。
3.サービスレベル要件:稼働率99.5%以上、問い合わせ対応は2時間以内といった、品質やサポートに関する要望。
なぜ重要か:要求事項を曖昧にしたままサービスを開始すると、顧客の期待と提供内容にズレが生じ、クレームや契約解消のリスクが高まる。ITIL(アイティル)などのフレームワークでは、この要求事項を正確に把握し、サービスカタログやSLAに反映させることが運用の成功に不可欠とされる。
例文
新しい社内ヘルプデスクの導入にあたり、サービスの要求事項として「チャットでの回答を30分以内に行う」ことを明記した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、1回登場しています(出題された年度: 1年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: サービス要件
分類: サービスマネジメント