プロジェクトスコープ
意味・解説
プロジェクトの目的達成のために実施すべき作業の全範囲(全タスク)。
「何を作るか(プロダクトスコープ)」を完成させるために必要な「全ての作業」のこと。設計、プログラミング、テスト、教育、データ移行などが含まれる。何が含まれ、何が含まれないか(除外事項)を定義することで、プロジェクトの境界線を明確にする役割を持つ。プロジェクトスコープマネジメントの管理対象である。
くわしく
プロジェクトが責任を持つ「仕事のボリューム」そのものである。
1.プロダクトスコープとの違い:「完成品(システムなど)が持つ機能」をプロダクトスコープと呼ぶのに対し、それを実現するための「苦労・活動(会議や資料作成、テスト等)」まで含めたものがプロジェクトスコープである。
2.WBSへの展開:定義されたスコープは、細かな作業単位(WBS)に分解される。これにより、「この作業を誰がやるか」という具体的な担当割り振りが可能になる。
3.実務でのリスク:スコープが曖昧だと、「これもやってくれるだろう」というユーザーの期待と、「それは対象外だ」という開発者の認識がズレて紛争になる。実務では「スコープ記述書」で、例えば『サーバーの設置工事は顧客側の責任とする』といった具体的な除外条件を明文化することが鉄則である。
例文
プロジェクトスコープから「旧データのクレンジング作業」を除外することを顧客と合意し、文書に残した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、18回登場しています(出題された年度: 14年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)