サービスの移行
意味・解説
ITサービスの提供・継続的改善に関わる運用概念。
開発されたシステムを実際の運用環境(本番環境)へ安全に橋渡しをする段階である。変更管理、リリース管理、構成管理などのプロセスを含み、既存サービスに悪影響を及ぼさないことを確認しながら導入を進める。サービス受入れ基準を満たしていることを確認する重要なフェーズである。
くわしく
設計・構築されたITサービスを、実際の運用サイクルに組み込むためのプロセス全体を指す。
1.リリース管理と展開:新しいソフトウェアやハードウェアを、本番環境へ配置する。不測の事態に備えた切り戻し(ロールバック)手順の準備も含む。
2.変更管理:変更に伴うリスクを評価し、承認を得た上で実施する。これにより無計画な変更による障害を防ぐ。
3.ナレッジの移転:開発から運用チームへ、操作方法やトラブル対応手順などの知識を確実に引き継ぐ。
なぜ重要か:多くのシステム障害は「変更」のタイミングで発生する。移行プロセスを厳格に行うことで、本番環境の安定性を保ちながら、迅速に新しい機能をビジネスに提供できるようになる。実務では、深夜のリリース作業や大規模なデータ移行の計画・実施がこの中心となる。
例文
サービスの移行計画に基づき、新システムのリリース前に運用担当者向けの操作説明会を実施した。
同義語: サービストランジション
分類: サービスライフサイクル