期待値による意思決定
意味・解説
不確実な状況下で、起こりうる「結果」と「確率」を掛け合わせて平均的な得失を予測する手法。
複数の選択肢がある際、それぞれの選択肢における『(結果の数値 × その確率)の合計』を算出し、最も数値が良いものを選ぶ判断基準。リスクを考慮した合理的な判断を行うために用いられる。
くわしく
期待値は、ギャンブルではなく「ビジネス上のリスク管理」において重要な概念です。例えば、「成功すれば1,000万円の利益(確率40%)、失敗すれば200万円の損失(確率60%)」という新規事業がある場合、期待値は $1,000 imes 0.4 + (-200) imes 0.6 = 400 - 120 = 280$万円 となります。この数値がプラスであれば、統計的には「挑戦する価値がある」と判断できます。ポイントは、経営者の主観や「なんとなく」の不安に左右されず、客観的な数値に基づいて複数の投資案を比較できるからです。ITパスポート試験では、景気が良いときと悪いときの利益予測が表で与えられ、どの投資案を選ぶべきか、あるいはその期待値を計算させる問題が頻出します。
例文
2つの広告プランを検討した際、それぞれの獲得顧客数の期待値を算出し、より高い数値が見込まれるプランAを採用した。
同義語: 平均値(確率分布上の)
分類: 意思決定論