リスクマネジメント
意味・解説
将来発生する可能性があるリスクを特定し、組織的に対応・管理する活動。
プロジェクトの目的達成を妨げる「不確実な事象」を事前に洗い出し、その影響を最小限に抑えるための一連のプロセス。リスクの特定、分析(影響度と発生確率)、評価、そして具体的な対応策(回避・転嫁・軽減・受容)の決定と実施が含まれる。単に悪いことを防ぐだけでなく、機会を活かすことも含む。
くわしく
「もしもの事態」を想定し、プロジェクトを無事に完遂させるための管理技術である。
1. リスクの特定と分析:考えられるトラブル(人員不足、技術的困難、納期遅延など)をリストアップし、「発生する確率」と「起きた時のダメージの大きさ」の2軸でランク付けする。
2. 4つの対応策:
- 回避:原因自体を排除する(例:不安定な技術の採用を止める)。
- 転嫁:他者に責任を移す(例:損害保険への加入、アウトソーシング)。
- 軽減:確率やダメージを下げる(例:十分なテスト、教育の実施)。
- 受容:あえて何もしない(例:発生確率が極めて低く、コストが見合わない場合)。
3. 継続的監視:リスクは状況に応じて変化するため、計画を立てて終わりではなく、定期的に状況を確認し、新たなリスクの出現に備える。
実務では、リスク管理表(リスクレジスタ)を作成し、進捗会議のたびにステータスを更新する。これが不十分なプロジェクトは、トラブル発生時に「火消し」に追われ、失敗に終わる可能性が高まる。
例文
プロジェクトの初期段階でリスクマネジメントを実施し、エンジニア不足に対する「リスク転嫁」として派遣会社と契約を締結した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、41回登場しています(出題された年度: 22年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)