ITポートフォリオ
意味・解説
IT投資を「リスク」と「期待される効果」で分類し、最適な配分を管理する手法。
金融資産の組み合わせ(ポートフォリオ)の考え方をIT投資に適用したもの。投資目的やリスクの異なる複数のカテゴリに資金を分散させ、投資全体の効果を最大化し、リスクを抑制することを目的とする。
くわしく
ITポートフォリオは、限られた予算を「どこに、どれだけ」投じるべきかを戦略的に決めるための枠組みです。一般的にはMIT(マサチューセッツ工科大学)が提唱した以下の4つのカテゴリに分類されます。
1.戦略型(競争優位の獲得):
新サービスの開発など。
2.情報型(意思決定の迅速化):
データの可視化や分析ツールなど。
3.トランザクション型(コスト削減・効率化):
業務処理の自動化など。
4.基盤型(インフラ維持):
ネットワークやサーバーの整備など。ポイントは、すべての予算を現状維持(基盤型)や効率化(トランザクション型)だけに使うと、将来の成長(戦略型)が止まってしまうからです。試験では、これらのカテゴリの意味や、リスクを分散して「全体最適」を図るという目的が問われます。
例文
中期経営計画においてITポートフォリオを見直し、維持保守費用を削減して、AIを活用した戦略型投資への配分を10%増やした。
同義語: IT投資ポートフォリオ管理
分類: システム戦略