IT投資評価(NPV / IRR / 回収期間法)
意味・解説
IT投資の採算性を、将来の利益や資金回収の速さから評価する手法。
NPV(正味現在価値法)は将来得られる利益を現在の価値に直して評価する。IRR(内部利益率法)は投資の利回りを指す。回収期間法は投資額を何年で回収できるかを重視する。
くわしく
IT投資の効果は数年にわたって現れるため、時間軸を考慮した評価が必要です。
1.NPV (Net Present Value):
将来得られるキャッシュフローを、現在の価値に割り引いて(利息分を差し引いて)計算し、投資額を引いた値。これがプラスなら「投資価値あり」と判断します。
2.IRR (Internal Rate of Return):
投資による収益率。これが企業の期待するハードルレート(最低限必要な利益率)を上回れば投資を実行します。
3.回収期間法:
投資額が何年分の利益で相殺できるかを見ます。短期間で回収できるほどリスクが低いと判断します。ポイントは、単純な「利益額」だけでは、物価変動や金利の影響を無視することになり、長期的なITプロジェクトの真の価値を見誤るからです。試験では、これらの名称と「現在価値に割り引く(NPV)」といった定義の組み合わせが問われます。
例文
サーバーのクラウド移行プロジェクトについて、5年間のコスト削減効果をNPVで算出し、投資の妥当性を確認した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、1回登場しています(出題された年度: 1年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: 経済性評価
分類: システム戦略