修正NPV(MNPV)
意味・解説
通常のNPVの計算において、将来の利益(キャッシュフロー)を再投資する際の利率を、より現実的な「資本コスト(ハードルレート)」等に修正して算出する指標。
MIRRと同様の思想。標準的なNPVが抱える「再投資利率の非現実性」を改善し、長期にわたるITプロジェクトの真の価値をより厳格に評価するために用いられる。
くわしく
「IT投資で稼いだ『あぶく銭』を、同じ高利回りで運用し続けられるという『バラ色の妄想』を捨て、現実的な利回りで計算し直した儲けの総額」です。
1.標準NPVとの違い:
標準版は「投資案そのものの利率」で再投資できると仮定しがちですが、MNPVは「社内の平均的な運用益」で再投資すると考えます。
2.投資判断:
期間が長く、多額のキャッシュを生むプロジェクトほど、この再投資利率の差が大きく響きます。ポイントは、IT投資のライフサイクルにおいて、将来の利益を過大評価せず、最も保守的で安全な経営判断を下せるからです。
例文
10年間にわたる長期の基幹システム刷新において、再投資リスクを考慮するため修正NPV(MNPV)を算出し、投資の妥当性を再確認した。
同義語: 修正正味現価法
分類: 投資の経済性評価の高度化