サイバー保険(保険によるリスク移転)
意味・解説
予期せぬ巨額の損失を「一定の保険料」という固定費に置き換える。セキュリティ対策(低減)だけでは防ぎきれない「残存リスク」に対処するための財務戦略。
くわしく
「サイバー攻撃という『デジタルの火事』が起きた際、自分一人で破産しないように、専門の保険屋さんに肩代わりしてもらう仕組み」です。
1.カバー範囲:
顧客への賠償金だけでなく、原因調査のフォレンジック費用や、お詫び広告の費用、営業停止による利益損失まで含まれます。
2.限界:
全てを解決する魔法ではありません。保険に入るためには、一定水準のセキュリティ対策を行っていることが加入条件(審査)となることが一般的です。ポイントは、ランサムウェア等の被害額は年々巨大化しており、自社の資本だけでは到底賄いきれない事態に備える必要があるからです。
例文
大規模な個人情報を扱う新システムの稼働にあわせ、万が一の漏洩事故に備えてサイバー保険を契約し、財務面でのリスク移転を図った。
同義語: サイバーリスク保険 / 情報漏洩賠償責任保険
分類: ITガバナンスとリスクファイナンス