リスク対応(回避・低減・移転・保有)
意味・解説
分析したリスクに対して、具体的にどのような対策を講じるかを決定するプロセス。
リスクアセスメントで評価されたリスクへの対処法。
1.回避(原因除去)、2.低減(発生率・影響の抑制)、3.移転(他者と分担)、4.保有(許容範囲として受け入れる)の4つに分類される。
くわしく
リスク対応は、限られた予算と時間の中で、特定されたリスクに対して最も効果的な「打ち手」を決める工程です。
1.「回避」は、リスクの原因となる活動自体をやめることで、リスクをゼロにします(例:
個人情報を保持しない)。
2.「低減」は、鍵をかけたりバックアップを取ったりして、被害を小さくすることです。
3.「移転(共有)」は、保険に入ったり業務を外部委託したりして、リスクを他者に移すことです。
4.「保有(受容)」は、対策コストが被害額を上回る場合などに、あえて何もしない(認める)ことです。ポイントは、全てのトラブルを防ぐことは不可能なため、この4つを適切に選ぶことが経営判断として不可欠だからです。ITパスポート試験では、具体的な対策例がこの4つのどれに該当するかを正しく仕分ける問題が頻出します。
例文
地震によるデータ消失リスクに対し、バックアップの遠隔地保管という『リスク低減』と、火災保険への加入という『リスク移転』を組み合わせた。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、8回登場しています(出題された年度: 8年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: リスク対策, リスク処理
分類: リスクマネジメント