リスクアセスメント
意味・解説
リスクを特定し、その大きさを分析・評価する一連のプロセス。
リスクマネジメントの核となる活動。「リスクの特定(何があるか)」「リスクの分析(影響度と確率はどの程度か)」「リスクの評価(対応が必要か)」の3段階から成る。客観的な数値や基準を用いて、限られた資源をどのリスク対応に優先配分するかを決定するために行われる。
くわしく
「もしもの事態」を予測し、備えの優先順位を決めるための科学的な診断プロセスである。
1. リスク特定:プロジェクトや業務を阻害するあらゆる要因(機材故障、情報漏洩、自然災害など)をリストアップする。
2. リスク分析:特定した各リスクに対し、「発生した時のダメージの大きさ(影響度)」と「発生しやすさ(確率)」の2軸で、例えば5段階評価などでランク付けを行う。
3. リスク評価:ランク付けの結果を、組織があらかじめ決めた「許容できるレベル」と照らし合わせる。これにより、「すぐに対策を打つ」「当面は様子を見る」といった優先順位を確定させる。
実務では、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の構築や、プロジェクト計画の初期段階で必須の工程となる。主観を排し、共通の物差しで評価することが、一貫性のある管理(ガバナンス)に繋がる。
例文
サーバー移行プロジェクトの開始前にリスクアセスメントを実施し、作業ミスによるデータ消失を「優先度の高いリスク」と評価した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、13回登場しています(出題された年度: 10年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)