ランサムウェア
意味・解説
ファイルを勝手に暗号化して読み取れなくし、復元の対価として身代金を要求するマルウェア。
「身代金(Ransom)」と「ソフトウェア」を組み合わせた造語。感染するとPCやサーバー内の重要データが暗号化され、元に戻すための鍵と引き換えに金銭(仮想通貨など)を要求する。近年では、データを公開すると脅す「二重恐喝」も増えており、深刻なサイバー犯罪となっている。
くわしく
ビジネスの継続を人質に取る、極めて悪質なサイバー攻撃ツールである。
1.被害の仕組み:メールの添付ファイルや、VPN機器などの脆弱性を突いて侵入する。一旦発動すると、個別のファイルだけでなくネットワーク共有フォルダまで一気に暗号化し、業務を完全に停止させる。
2.身代金の罠:犯人に金を払ってもデータが戻る保証はなく、むしろ「金を払う組織」として次の標的にされるリスクがある。そのため、警察や専門機関は支払いを行わないよう推奨している。
3.実務での防御:最も効果的な対策は「定期的なオフラインバックアップ」である。暗号化されない場所にデータを逃がしておくことで、金を払わずに復旧が可能になる。また、OSのアップデート(脆弱性の解消)やウイルス対策ソフトの導入といった基本の徹底が、侵入を防ぐ鍵となる。
例文
社内サーバーがランサムウェアに感染し、全ての業務データが暗号化され、多額のビットコインを要求する画面が表示された。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、11回登場しています(出題された年度: 11年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
この用語は生成AIパスポート試験にも出ます
生成AIパスポート試験(生成AI活用普及協会)の公式シラバス第4版では、第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則 の 4-2 に「ランサムウェア」として掲載されています。ITパスポートと重なるのは全191語中42語で、その1つがこの用語です。