バックアップファイル
意味・解説
万が一の破損や紛失に備えて、元のデータと同じ内容を別の場所に複製したファイル。
システム障害、誤操作、サイバー攻撃(ランサムウェアなど)によるデータ喪失を防ぐための予備のデータ。元のファイルとは物理的に異なるディスクや、クラウド上のストレージに保存することが重要である。故障時に元の状態へ戻す作業を「リストア(復元)」と呼ぶ。定期的な自動作成が推奨される。
くわしく
システムの継続性とデータの安全性を担保する「最後の砦」である。
1. 保存の原則:同じPC内の同じハードディスクに保存しても、ディスク自体が壊れると共倒れになる。そのため、外付けHDDやNAS、地理的に離れたクラウドストレージなどに分散して保存する「3-2-1ルール(3つのコピー、2つの媒体、1つの遠隔地)」が実務の定石である。
2. バックアップの種類:全てのデータをコピーする「フルバックアップ」、前回からの変更分のみをコピーする「差分バックアップ」や「増分バックアップ」を組み合わせ、容量と時間の効率化を図る。
3. 復元テストの重要性:バックアップファイルが作られているだけで安心せず、実際にそれを使って元の状態に戻せるかを定期的にテスト(リストア訓練)しなければならない。実務では、BCP(事業継続計画)の策定において、どの時点のデータまで戻すか(RPO)を決定する基準となる。
例文
ランサムウェアの被害に備え、毎晩深夜に基幹データベースのバックアップファイルをクラウドに自動転送している。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、9回登場しています(出題された年度: 7年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)