リスクコントロールマトリクス
意味・解説
業務上のリスクと、それに対する管理策を一覧表形式で対応付けたもの。
内部統制(J-SOXなど)において、各業務プロセスで想定される「リスク」と、それを防ぐための「コントロール(管理策)」の関係を整理した図表。どのリスクがどの手段で軽減されているかを可視化し、統制の漏れや重複を確認するために用いる。
くわしく
組織の業務が正しく、効率的に行われているかを監視するための重要なドキュメントである。
1. 構造と目的:縦軸に具体的な業務工程を並べ、横軸にその工程で発生し得るリスク(例:データ入力ミス、承認漏れ)と、それを抑止するコントロール(例:システムによる自動チェック、上長承認)を記述する。
2. なぜ重要か:企業不祥事の防止や財務報告の信頼性を確保するためには、属人的な判断ではなく「仕組み」としての統制が求められる。RCMを作成することで、監査人や経営者が統制の有効性を客観的に評価できるようになる。
3. 実務での使われ方:内部監査や会計監査の際に、現状のルールが十分に機能しているかを検証する基準として使用される。不備が見つかった場合は、マトリクスを修正し、新たなコントロールを導入する根拠となる。
例文
経理部門の業務改善において、RCMを用いて二重払いのリスクが確実に防止されているかを確認した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、2回登場しています(出題された年度: 2年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: RCM, リスク対応表
分類: 内部統制