機会費用と埋没費用(サンクコスト)
意味・解説
意思決定において、ある選択肢を選んだことで失われた利益(機会費用)と、既に支払われ回収不可能な費用(埋没費用)。
機会費用は、ある行動を選んだために諦めた別の選択肢で得られたはずの最大利益。埋没費用(サンクコスト)は、すでに支払われ、どうあがいても戻ってこない費用のこと。
くわしく
合理的な意思決定を下すために不可欠なコスト概念です。
1.機会費用:
例えば「100万円を事業Aに投資した」場合、その100万円を「定期預金にして得られたはずの利息」などが機会費用です。目に見えないコストですが、本当の儲けを考える際に重要です。
2.埋没費用(サンクコスト):
すでに開発に1億円かけたプロジェクトが、今や赤字確定だとわかった場合、その1億円が埋没費用です。ポイントは、人は「もったいない」という感情から埋没費用を惜しみ、傷口を広げがちですが、経済的には『将来の判断に埋没費用を含めてはならない』のが鉄則だからです。試験では、これらの定義や、意思決定の際に「考慮すべきか否か」の判断が問われます。
例文
プロジェクトを中止するか継続するかを判断する際、これまでに費やした開発費は埋没費用として無視し、将来の収益性のみを評価すべきだ。
同義語: サンクコスト, サンクコスト(埋没費用)
分類: 経済学・管理会計