散布図行列
意味・解説
複数の変数全ての組み合わせについて散布図を行列状に並べ、データ全体の相関関係を一覧で迅速に把握する手法である。
多変量データにおいて、全変数ペアの相関と因果を一度に確認するための手法である。対角線上には変数名やヒストグラムが表示され、それ以外のセルには対応する2変数間の散布図が描かれる。データの全体像や、どの変数同士に強い相関があるかを迅速に把握できる。
くわしく
多次元のデータの相関関係を一網打尽にするための可視化ツールである。
1.構造:変数がN個ある場合、N×Nの行列形式で散布図が配置される。例えば、売上、客数、気温、広告費の4つの変数があれば、16個のセルの中にそれぞれの組み合わせの散布図が表示される。
2.分析のメリット:一つひとつの散布図を個別に作成する手間を省き、変数間の複雑な相互関係をパターンとして捉えることができる。正の相関、負の相関、あるいは非線形な関係を持つペアを即座に特定できる。
3.なぜ重要か:データ分析の初期段階で、重要な「説明変数」を見つけ出すために不可欠である。予測モデルを作る際に、どのデータが結果に影響を与えていそうかを視覚的にスクリーニングできる。実務では、品質管理やマーケティングの多変量解析の前処理として利用される。
例文
不動産価格の要因を分析するため、築年数、駅距離、面積、価格の4変数について散布図行列を作成し、強い相関を持つ項目を絞り込んだ。
同義語: ペアプロット
分類: 統計図表