シェープファイル
意味・解説
地図上の図形(点、線、面)と属性情報を保持する、GISデータの標準的なファイル形式。
地理情報システム(GIS)で広く使われるベクトルデータ形式である。境界線や建物の位置などの「空間データ」と、名前や人口などの「属性データ」をセットで管理する。複数のファイル(.shp, .shx, .dbfなど)で構成されるのが特徴で、データ駆動型社会における地理空間分析の基盤となる。
くわしく
米ESRI社が開発した、地図情報を扱うための世界標準のデータフォーマットである。
1.データの構成:位置座標を示す「点(バス停など)」「線(道路、河川など)」「面(市区町村の境界など)」の図形要素を持つ。これに紐付いて、各図形が持つ名前、面積、統計数値などの属性データが格納される。
2.ファイル群:単一のファイルではなく、最低3つのファイル(図形情報の.shp、索引情報の.shx、属性テーブルの.dbf)が揃っていないと読み込めない。これらを一つのフォルダにまとめて扱うのが一般的である。
3.なぜ重要か:ビジネスにおいて「どこに顧客が多いか」「どの地域に競合が少ないか」というエリア戦略を立てる際、地図上に統計データを重ねて分析(エリアマーケティング)するために必須となる。実務では政府のオープンデータ(e-Statなど)の多くがこの形式で提供されている。
例文
自治体が公開しているシェープファイル形式の境界データを利用し、店舗から半径2km以内の居住人口を正確に算出した。
同義語: ESRI Shapefile
対義語: ラスタデータ
分類: データ形式