クロスセクションデータ
意味・解説
特定の時点における、複数の都道府県の人口や企業の従業員数などを並べたデータであり、対象間の比較に適している。
同時点における「横断面」を捉えるデータである。例えば、2024年4月1日の「全国の各都道府県別の人口」や、「100社の企業別の従業員数」などがこれにあたる。時系列データが時間の変化を見るのに対し、こちらは対象間の比較に重点を置く。
くわしく
集団の「今、この瞬間」の状態を切り出したデータである。
1.比較の視点:時間による変化ではなく、異なる個体(人、企業、地域など)の間にどのような差があるかを分析する。平均や分散、相関関係を調べる際に最も一般的に使われる形式である。
2.静的な分析:一時点のサナップショットであるため、将来の推移を追うことはできないが、現状の格差や特定のパターンの有無を確認するのに適している。
実務での使われ方:市場調査において、同業他社20社の財務諸表を並べて自社の立ち位置を確認したり、ある時点でのアンケート回答者1,000名の属性(年齢・性別)ごとの嗜好の差を調べたりする際に使用される。
例文
2024年度の政令指定都市別の幸福度調査というクロスセクションデータを用いて、地域ごとの特色を分析した。
同義語: 横断面データ
対義語: 時系列データ
分類: 統計データ